園の魅力

大学附属園として

(2021年度から)6学部7学科19専攻となる姉妹校・関西国際大学では、幼児教育を学ぶ教育学部や、密接に関係する心理学部、保健医療学部など複数学部があります。また卒業後の現場では益々グローバル化が進んでいることから、それに対応できるための人材育成のために殆どの学生が卒業までには海外研修を経験します。大学院人間行動学研究科、看護学研究科を設置していることから、より高度な教育学、心理学、看護学、特別支援教育や美術教育、理科教育などの学ぶ環境があり、そのためには経験豊富な専門家が教育を行っています。

本園の教員は、このように恵まれた教育環境を活用して、スキルアップのために大学院で学ぶ者、幼稚園教諭免許1種免許の取得を目指す者、特別支援教育の研修講座を受講するなど、日々研鑽を積んでいます。

その他、特別支援学校教諭や自然災害対応のための防災士資格を持つ教員が複数いるのも、本園業務を行いながら大学と教育連携して質の高い教育、保育を受けることができるのです。

ビオトープ

子ども達の自らの自然体験から、生命の大切さをはじめ、自然の美しさや不思議さに気付き、環境や生命を大切に思う「こころ」を育成するため、園児、職員、保護者、園関係者などみんなの思いがたくさんつまった手作りビオトープを"ビオ・あいのそのガーデン"と名付け、子ども達、職員、保護者等で育成・管理しています。
〝花、葉っぱを見てツンツンと触れてみる1歳児"〝石ころや木の実を並べてままごと遊びの2歳児"〝小枝を使って魚釣りごっこの3歳児"〝藻を取り除いてメダカのお家作りをする4歳児"〝トンボを捕まえる名人になる5歳児"と各年齢に応じてさまざまな遊びを生み出し、四季折々の自然とのふれ合いの中で豊かな心を育んでいます。

課外教室

本園では、正規保育以外に子ども達の興味・関心に応じて、子ども達の豊かな感性や表現力等の芽生えを養うため、「リトミック」、「ピアノ」、「体操」、「子どもミュージカルクラブ」、「絵画・造形遊び」、「ダンス」、「英語」、「学研教室」、「スイミング」の各教室を設けています。
指導者は、各領域の専門分野を極めた方に指導をお願いしています。詳しくは、各教室の入会案内をご覧頂くと、どのような力が養われるかの記載がされていますので、是非ご一読願います。

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実習園としての取り組み

姉妹校・関西保育福祉専門学校は、創設者 濱名ミサヲが、本園開設3年後の1953(昭和28)年に、自らの幼児教育理念を体現していくためには、教育理念を真に認識・理解している教員によらなければならないと、自らの手で幼稚園教員の養成を行うことを決断し、本園に昼間・夜間の2部1年生で尼崎教員養成所(当時)開設をしました。

以来、本園では関西保育福祉専門学校から4,000人を超える実習生を受け入れてきました。子ども達は「実習の先生」との関りの中で、話を聞いてもらったり一緒に遊んだりと、人の優しさや温かさを感じ、人との信頼関係の大切さを学んでいます。

現在は、附属園・関西国際大学や複数の保育士養成大学から実習生を積極的に受入れ、優秀な保育士を輩出する実習園として信頼を得ています。